資産運用;暴落時の対応3選
2024年9月5日、日経平均株価が4,400円安となり、ブラックマンデーを上回る下落をしました。
おそらく資産運用をされている方の中には、新NISAが2024年1月に始まったタイミングで資産運用を始めた方もいるんではないでしょうか。中には、資産運用なんかするんじゃなかった、新NISA制度に騙された!全部売却して現金化してやると思っている方もいるかもしれません。が、そう思った方はこの機会に資産運用についての考え方をあらためましょう。
資産運用のキホンのキは長期での運用です。では、今回のような大きな下落した相場の中で長期運用を前提とした場合、どのような立ち振る舞いが望ましいのか以下の3パターンの行動をもとに結果を見ていきたいと思います。
1.下落の時期は相場が戻るまで、追加投資をやめる(都度ストップ)
2.下落したので全部売却して、相場が戻ったら、再度資産運用をやり直す。(都度売却)
3.何もせずに持ち続ける。(放置)
それぞれ毎月1万円の投資をS&Pに1990年5月から2024年8月まで34年間資産運用を行った場合を見ていきましょう。

1.下落の時期は相場が戻るまで、追加投資をやめる(都度ストップ)
2000年ITバブル2008年リーマンショック2020年コロナショックの3回の暴落時の暴落から回復までの期間の投資を一時的にやめて積立投資を行いました。
結果、投資額299万円売却額2,087万円(20,872,952円)売却益1,788万円(17,882,954円)

2.下落したので全部売却して、相場が戻ったら、再度資産運用をやり直す。(都度売却)
2000年ITバブル2008年リーマンショック2020年コロナショックの3回の暴落時にすべての資産を売却して、相場が回復したらまた積立投資を始める。結果として、投資額299万円、総売却額626万円(6,268,461円)、売却損益327万円(3,278,461円)になりました。この結果から、【都度ストップ>都度売却】です。

3.何もせずに持ち続ける。(放置)
暴落時も何もせずに毎月1万円を買い続けるパターンです。結果として、投資額412万円、売却額2,788万円(27,885,134円)、売却損益2,376万円(23,765,134円)
結論
【放置>都度ストップ>都度売却】
相場が崩れたかと言って、売却して相場から撤退するのは得策ではないみたいです。売却するかやり続けるかで、1,500万~2,000万円ほどの差が生まれます。

※計算時 為替はその年度の1月末の為替を使用


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