【初心者必見】オール・カントリー

株・投資信託ならネット証券のマネックス

1. はじめに


1-1. オール・カントリーとは?

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、世界中の株式市場に分散投資を行う投資信託(ファンド)のことです。日本では非常に人気で注目されており、投資初心者の方の資産の拡大のメインとして活躍する投資商品です。この記事では、なぜオール・カントリーが人気なのかを分かりやすくお伝えいたします。こちらの記事で分散投資の必要性を説明させて頂いたのですが、分散投資を行うには、「色んな商品を買わないといけないのでは?」「知識がないのに色んな商品を探すのが大変…」と思う方もいらっしゃると思いますが、そんな心配が必要ないのがオールカントリーです。

過去の推移はこちら

基準価額(単価)は、2018年10月31日に10,000円からスタートして、2024年8月9日には23,627円になっています。

◇シミュレーション

2018年10月31日から毎日500円、オール・カントリーに投資したらどうなっていたか?

総投資額は、704,500円です。なにもしないで銀行に預けていたら、ほぼ増えずにいたお金です。

結果、オール・カントリーに預けると1,175,289円になり、47万円ほど増えた結果になりました。

1-2. なぜオール・カントリーが注目されるのか

以下の3点の注目される理由を説明します。
a.世界中の株に分散投資できる
b.コストが低い
c.長期的なパフォーマンスが期待できる

a.世界中の株に分散投資できる
このファンドは、MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)をベンチマークとしており、全世界の大型株、中型株、小型株に幅広く投資します。一つのファンドで約50カ国、3000以上の企業に分散投資できるため、リスク分散効果が高いです。この分散投資を、具体的に説明するとA社のみ100万円投資しているのと100万円を3000社に分散投資していると仮定して下さい。仮にA社が潰れてしまったら、100万円が0円になってしまいます。3000社に分散投資されているとA社が潰れても、333円の損失のみになるので、リスク分散効果が高ければ大切な資産を守れることになります。

b.コストが低い
投資信託には大きく分けて3つコストがかかるタイミングがあります。
b-1購入時
b-2運用中
b-3解約時
オールカントリーについては、b-2の運用中にしかコストはかからないですし、運用中のコストに関しても、他商品と比較しても低いコストで運用ができます。

b-1購入時
購入時手数料 ゼロ
証券会社で働いていた時は、購入時に3%程かかる商品も多かったですが、オールカントリーは購入時の手数料はかかりません。

b-2運用中
信託報酬率 0.05775%
信託報酬率とは、運用中かかるコストになります。他の商品と比較すると投資信託の種類によって信託報酬は異なりますが、年0.5~2.0%程度が主流です。

b-3解約時
信託財財産留保額 ゼロ
解約時に差し引きされるコストになります。
一般的に0.3%程かかることが多いです。

c.長期的なパフォーマンスが期待できる

長期的なパフォーマンスが期待できる要因は色々ありますが、ここでは「人口」を軸にご説明します。人の数は経済活動において非常に重要な数字で、それを堅調に表すのがGDP(国の成長率)です。例えば、先進国のGDPに占める個人消費の割合は約60%から70%程度です。単純に人の数が増えれば、この個人消費が増えて、GDP(国の成長率)が拡大します。この過程で企業が利益を上げて株価の上昇の恩恵を受けます。

もっと分かりやすく説明すると、A社は1本100円で傘を売っています。傘は最低1人1本必要と仮定すると100人の人口の国では、100円︎×100人で10000円の売上になります。その後、人口が150人まで増加するだけで100円×150人で15000円の売上になります。株価は企業の価値になりますので(他にも利益や成長率など考慮する点はありますが、、)人口の増加のみだけでも、十分株価を増加させる要因になります。

現在の世界の人口は約80億人で、2100年には約109億人まで増加すると予想されていますので、2100年まで人口増加が株価を支える材料になると考えられます。

みんなつみたてNISAで買っています。

3. オール・カントリーのメリット

3-1. グローバルな分散投資

オール・カントリーの最大のメリットは、グローバルな分散投資が可能であることです。個別の国や地域の経済状況に依存せず、世界中の成長市場に均等に投資できるため、リスクを分散しながら安定したリターンを目指すことができます。

3-2. 長期的な資産成長の可能性

全世界の株式市場は、長期的には成長傾向にあります。オール・カントリーに投資することで、世界経済の成長に連動した資産増加が期待できます。特に、eMAXIS Slim全世界株式は信託報酬が低いため、長期的な投資においてコストの影響を最小限に抑えることができます。

4. オール・カントリーのデメリット

4-1. 為替リスク

オール・カントリーは外国株式に投資するため、為替リスクが伴います。円と投資先国の通貨の為替変動によって、円建ての資産価値が影響を受けることがあります。為替リスクを避けるためには、為替ヘッジ付きの商品を選ぶか、為替リスクを許容した上で長期投資を行う必要があります。

4-2. 市場全体の影響を受けるリスク

オール・カントリーは、全世界の株式市場全体に投資するため、特定の地域や業種に依存するリスクは低いですが、市場全体の動向に影響を受けるリスクは避けられません。特に、世界的な経済危機や株式市場の大幅な下落時には、ファンドの価値も影響を受けます。

5. どのように始めるか

5-1. 証券口座の開設方法

オール・カントリーに投資を始めるためには、まず証券口座を開設する必要があります。ネット証券会社を利用することで、手軽に口座開設が可能です。主要なネット証券会社として、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などがあります。口座開設には、本人確認書類とマイナンバーが必要です。

5-2. 実際の購入手順

証券口座を開設したら、eMAXIS Slim全世界株式を購入する手順は以下の通りです:
1. 証券口座にログイン
2. 「投資信託」メニューを選択
3. 「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を検索
4. 購入金額を入力し、注文を確定

株・投資信託ならネット証券のマネックス

6. まとめ

6-1. オール・カントリーを始めるための一歩

初心者にとって、資産運用を始めるのは不安が伴いますが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、シンプルかつ低リスクで始められる投資信託です。世界中の株式市場に分散投資できるため、リスク分散効果が高く、長期的な資産成長が期待できます。

6-2. 初心者に向けたアドバイス

初めての投資では、小額から始めることをお勧めします。また、定期的に積立投資を行うことで、ドルコスト平均法の効果を得られます。資産運用に関する知識を増やしながら、少しずつ投資金額を増やしていくことで、無理なく資産形成を進めましょう。

皆さんの毎月の積立金額の状況は以下の通りです。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です